
甲府市・北杜市・長野県川上村にまたがってそびえ立つ金峰山は、日本遺産に登録された
日本百名山に名を連ねる、神秘的な花崗岩の巨石磐座 奥の院を山頂に持つ修験道の山、霊山です。

山頂の五丈岩は金櫻神社の奥の院
金櫻神社の御由緒には縁起は古く崇神天皇の御代(約二千年前)に遡ります。当時各地に疫病が蔓延し悲惨を極めましたので、天皇はこれを深く憂慮せられ、諸国に神祗を祀り、悪疫退散萬民息災の祈願をするよう命ぜられました。(HP)
色々な災いがあったことから崇神天皇は皇女の豊鍬入姫命(とよすきいりひめ)に命じて、天照大神、倭大国魂神の二神をお祀りをするのに適した場所を探していました。それは倭姫命に受け継がれ2代がかりで現在の伊勢の地が選ばれたと云われています。二人が訪れた地は元伊勢といわれています。
崇神天皇は、大田田根子に「大物主神」を祀らせ、災いを鎮めようとしていったといわれています。
この時、甲斐國では金峰山の頂に少彦名命を祀られましたのがこの神社の起こりといわれています。
延喜式の神名帳にも「甲斐の国山梨郡 金桜神社」と記載がある歴史ある神社です。
日本武尊が御東征のおり金峰山の上のこの社に詣でられ、須佐之男尊・大巳貴命の二神を合祀されましたので、御祭神は三柱となります。その後、天武天皇の二年に至り、
奈良県吉野の金峯山寺から蔵王権現を五丈岩に勧請して、里宮として金櫻神社がまつられました。
金峰山は山梨の景勝地、水晶研磨で有名な昇仙峡と大きく関係する核となる山で、日本遺産にも選定されている山域です。登山口の近くでは昭和40年台まで鉱山が数多く存在し天然の水晶など採掘が行われていたようで、鉱山の跡地を感じることが出来る場所も存在しています。

この山の素晴らしさ
- 絶景の山頂からの眺望
標高2599メートルの山頂からは、晴れた日には富士山や南アルプス、八ヶ岳連峰、瑞牆山などの絶景を一望できます。
壮大なパノラマは、登山者にとって格別のご褒美となるでしょう。古来から祈りを捧げる場所として存在していて、本当に贅沢な場所であることを感じることが出来るでしょう。

2,日本の分水嶺でもある金峰山
山梨側に流れる河川は太平洋に、長野県側に流れる河川は日本海に注がれます。
大切な場所なのです。

募集要項
6月以降~11月上旬 またはご希望日に開催可能
集合場所 塩山駅 または 大弛峠
集合8時40
費用 35000円+宿泊費用 11000円 宿泊する金峰山小屋
催行最少人数 2人 3人で参加 33000円
難易度A2 初心者~楽しめるコースです
標高差565m コースタイム4時間4分 行動時間は8時間程
大弛登山口のゲートが6月1日にオープンします。冬季通行止めの解除を待たねばなりません。
行程
塩山駅…1時間30…登山口大弛峠まで車移動 登山開始… 朝日岳… 鉄山… 金峰山山頂… 金峰山小屋宿泊
金峰山小屋5時発… 金峰山山頂 ご来光6時付近 .. 五丈岩… 鉄山… 朝日岳… 大弛峠… 下山後… 塩山温泉… 養老酒造にて食事…塩山駅解散17時30予定
須玉から大弛峠…2時間20分 塩山駅から大弛峠 1時間30
稜線美を満喫出来る金峰山の最短コース
大弛峠より登山をスタート 登山口にトイレ有

登山開始から1時間、富士山が見えてきます。他のルートは数時間かかるのですがこのルートは富士を愛でながら歩くことが出来る贅沢なルートです。


朝日岳から金峰山2599mが見えてきました。

鉄山を超えるともう少し。
森林限界を出ると綺麗な尾根に出ます。

30分程で山頂、
山頂部に天に突き上げるようにそびえる五丈岩に到着です。

山頂から少し下った金峰山小屋に宿泊をして朝はご来光を楽しみに行きましょう。
夜ご飯は定番のチキンのソテー。山小屋泊でこれは嬉しい。

ご来光前の静寂。

磐座が富士山に向かうオオカミのように見えるポイント。この辺りもご紹介できたらと考えています。

中級者以上対象の瑞牆山荘からのルートはこちらです。