梅雨の合間を縫うように日本二百名山の乾徳山に行ってきました。
塩山の恵林寺を開山した夢窓国師が一夏座禅を組んで修行した山だという。正式にはお寺さんの名前は乾徳山恵林寺といい武田信玄公の菩提寺としても有名で、かの有名な武田不動尊をお祀りする臨済宗妙心寺派の名の由来にもなった山。期待が膨らむ。
乾徳山 恵林寺
武田信玄の菩提寺、乾徳山恵林寺は、1330年に夢窓国師によって創建されました。後に『孫子』を座右の書とし武田信玄の尊敬を受けて入山した快川国師は、燃えさかる三門の上での「心頭滅却すれば火も自ずから涼し」という最後の言葉によって知られています...
大平牧場に車を置き30分程歩いた登山口。朝から晴れ間がある予報ではあったが訪れた時はまだ雲の中だった。
5月の終わりに差し掛かったころ、トウゴクミツバツツジが花のピークを迎えていた。なんとも幻想的な道。
休憩ポイントになるであろう月見石。実は後ろ側から撮った写真です。・・・武田菱にも見えて存在感は抜群、多くの登山客が足を止めてこの岩に登ったり写真を撮ったりしていました。ここで富士山を愛でながら夢想国師はゆっくりと座り修行をされたのだろう、と容易に想像出来るロケーションでした。
これから登る乾徳山。左側にある登山道を進む。
少しずつ岩山の雰囲気が出てきました。
奥秩父の前衛の山を感じさせてくれる表情。この花崗岩のある山の雰囲気が好きだったりします。
剃刀磐。
そして山頂直下の鳳岩です。この日は登山者の列もなかったので鎖を用いてですがこの岩壁にトライさせて貰いました。
人が多ければ迂回路も仕方なしと思っていたので、ラッキーでしたね。
広角のレンズでぱしゃり。満足のいく一枚が撮れました。
磐を登ると直ぐに山頂です。お祀りされた祠があります。祠はどの山を向いていたのだろう。
山頂に立つと少しずつ視界が開けてきたのですが、遠くまで見通すことは叶いませんでした。
富士山も拝める場所ではあるのですが。残念。またの機会を楽しみに。
レンゲツツジもちらほらと咲き始めていましたよ。
2031mあまり暑くないシーズンがやはりお勧めです。
岩場に少し慣れたいという方、行ってみませんか??