日本百名山の四阿山(吾妻 アズマヤサン)へ鳥居峠登山口から。
鳥居峠は古く碓日嶺(うすいみね)と云われていたようだ。
この山の由来は景行天皇の皇子 日本武尊に由来するようだ。
東遠征の帰りの際に立ち寄られ、海を鎮めるために横須賀市追浜にて入水してしまった妻をこの地で偲んで読んだことからこの名前がついたと云われているよう。
因みに、小袖は木更津に袖ケ浦にうちあがったと言い伝えられている。
訪れたの時にはカラマツが新緑シーズンを迎えて、風に揺られて気持ちよさそうだった。触れてみると柔らかさにびっくり。
鳥居峠ルートからは的岩を見ることが出来ます。
的岩は、数十万年前に、地下にマグマが脈のように入り込み、固まったものです。そこだけが周囲よりも堅いために、後の侵食に耐えて突出しました。
四阿火山をつくる火山岩と同様にマグマから出来た火成岩ですが、地下でゆっくり冷えかたまったので、結晶が成長しやや粗粒な岩石になっています。
稜線に沿って背びれのようにそびえる岩は、厚さ3~4m、高さは高いところで20m、延長200mにも達するので、遠くからでもよく目立ち、国指定の天然記念物。
高度を上げて尾根道を歩いていくと浅間山、湯ノ丸山、その奥には八ヶ岳が見えて来ました。
尾根道を進んでゆくと厳冬期に訪れた、根子岳が見えてきた。綺麗なピラミッドピーク。
今年の冬は板を持ってバックカントリーでも訪れたいな。
山頂には二つの祠、上田真田長にある山家神社の奥の院が鎮座しています。
山家神社さんHPによると『四阿山縁起』には加賀白山を開山された泰澄の徒弟である浄定(きよさだ)が苦修練行により、養老2(718)年戊午6月15日御神託を授かり白山比咩大明神を勧請したと伝わっている。2018年で開山1300年を迎えたよう。
山頂は長野県と群馬県に跨っていて、白山信仰が今でも残り水が絶えず土地を潤い続け民が生きてゆけるように願ってこられたようだ。
山頂からは360度のパノラマが広がっています。
帰りは信仰が色濃く残る登山道を選択。
かつては120の祠が参道には配されていたと山家神社の方が話してくれました。
カラマツの林を向け無事に下山。
今回神秘的な絵を撮らせてくれたマイヅルソウ。
四阿山さんの帰りに立ち寄らせて貰った里宮 上田市真田長にある山家神社さん。
鳥居の内側から太陽が顔を覗かせてくれているそんな時間に訪れさせて貰いました。
登拝をすると書いて頂けるという御朱印。
開山祭は6月1日ということ。こちらには白山大権現と記載があるが6月1日以降は山家神社奥の院となるそうだ。
貴重な御朱印らしい。江戸時代に使われていたという牛王法印まで付いていただいており有難さが倍増。
四阿山登拝をされる際は山家神社さん訪れてみてくださいね。