富士山シーズン直前、7/6.7クラブツーリズムのガイドで硫黄岳を桜平より訪れました。
グレーディング表ではB3

地図の真ん中ほどにある硫黄岳2760m。
夏沢峠は八ヶ岳の南北の境界線であり、硫黄岳は夏沢峠の少し南に位置するため南八ヶ岳に属する。

一日目はガスが晴れてくれて、赤岳などの南八ヶ岳の景色を楽しむことが出来ました。
下に載せた写真は北八ヶ岳方面。北側は穏やかな表情の山々が多いのが特徴です。

稜線に出るとミヤマダイコンソウ

コケモモ

ツガサクラ ガンコウランなどの高山植物に出会うことが出来ました。

ケルンを横目に尾根道を進みます。
もう少しで硫黄岳山頂です。

稜線に立ち、後ろを振り返ると登ってきた登山道が美しい。
正面に東天狗、西天狗が見えてきましたね。

登山道から、遠くからでも目立つ硫黄岳の荒々しい姿を感じることが出来ました。

硫黄岳山頂。赤岳2899mの主峰を中心に、右手には阿弥陀岳、左には横岳と南八ヶ岳の山々が綺麗に見えてくれました。
次の日は残念ながら終始ガスの中でしたので、皆ご満悦。運を持っていたようです。

横岳、赤岳展望荘、赤岳のアップ。なかなかに急峻ですよね。

硫黄岳山頂から左に歩いていくと硫黄岳山荘さんがすぐ見えてきます。
今回の宿泊場所はリニューアルされた硫黄岳山荘さんです。

小屋の前には高山植物の女王と云われたコマクサが保護されているようでした。
腹痛の薬効果があるとされ、修験者などに人気があったようです。

夕暮れ時の静かな時間をこの稜線で楽しむことが出来ました。

昨年リニューアルされたという談話室
山小屋さんでは珍しくクーラーが完備され、山のオアシス的な位置づけ。
有料になりますが温水シャワーも使うことが出来てしまいます。これは登山者にありがたいサービスですよね。

龍をモチーフにした二枚組のオリジナル手ぬぐいが販売されていましたよ。

二日目のご来光です。4時30分、楽しみに起きたのですが、朝からガスっていました。


夏沢鉱泉、オーレン小屋、硫黄岳山荘さんと多くの歩荷さんや登山道整備の方にお会いしました。
人気のほどを伺うことが出来ますね。


コースタイムは06:05 距離10.0km 標高差1014m
八ヶ岳の入門の山として最適の山であると感じました。
次はカメラを持ちツアーなど出していきたいと思ってしまいました。
9下旬に硫黄岳、横岳、赤岳のツアーに臨む予定になっています。
まずは富士山シーズンを安全に取り組みたいと思います。


