「八ヶ岳」の由来は、「八百万」などと同じように、山々が多く連なる様子から「たくさん」という意味で八ヶ岳と言われている。
八ヶ岳には「富士山と背比べをして勝利したものの、富士山に蹴り飛ばされて八つの峰になった」という神話がある(「蹴り飛ばされた」の部分はその他にも説がある。また、同神話では蓼科山は八ヶ岳の妹で、八つの峰になった八ヶ岳を見て泣いて、それが川になり溜まったのが諏訪湖とされている。 このような神話から、かつて八ヶ岳は富士山より高い1つの山であって、噴火で頂上部が山体崩壊したという風説(実際、第四紀火山としての古阿弥陀岳が崩壊し、韮崎岩屑流 現在JR韮崎駅まで続く 七里が岩までが八ヶ岳の南端)が太古から現在に至るまで存在している。
現在は複数の火山の集合体である。
北八ヶ岳は、樹林帯が山稜近くまで続き、また比較的なだらかな峰が多く、湖沼も点在する。
・渋の湯コースから行く天狗岳と 黒百合ヒュッテでビーフシチュー
・蓼科山 (2,530 m)
・ピラタスのロープウェイから行く北横岳
一方、南八ヶ岳は、主峰の赤岳2899mをはじめ、横岳・硫黄岳・阿弥陀岳の鋭い峰々や、横岳西面の大同心・小同心に代表される岩峰群などがあり、急峻な地形となっている。
・編笠山 2524m 観音平から行く
・権現岳 2715m
・赤岳 2899m美濃戸口から行く
・硫黄岳 桜平から行く
縦走をはじめ、山小屋泊のツアー、日帰りのピストンが出来る山もあり四季を問わず多くの登山者が訪れ賑わっています。
上の写真は横岳から見た赤岳、中岳、阿弥陀岳