旧道扱いのカンマンボロンルートから瑞牆山(日本百名山)へ行ってきました。
瑞牆山荘からのルートは人でごった返していたようですが、最新の登山地図に記載がないこともあり、トータル15人ほどしかすれ違うことはありませんでした。
巨石がたくさんある瑞牆山。登山者、クライマーさんにも大人気の山です。
カンマンボロンの下からの写真。空海が岩壁に梵字を掘ったといわれるポイントで昔から有名だったようです。
登山口から1時間程のポイント。
ここから山頂を目指すルートは急登の連続で、一般的なルートに比べると危険個所が多く、道は細く目印も見えづらくてなかなかにわかりにくい。その上倒木など迂回を余儀なくされる場所もあったため道迷いを起こしやすい場所が増えたような印象でした。
道は細く急登が多いために引き返すのはなかなかに困難ではないでしょうか。地形図は必須といえるでしょう。
山には県別にグレーディング表というものがありますが、この道は一般道よりもだいぶ上位に記載されているべき道ではないかと思われます。
https://www.pref.yamanashi.jp/kankou-sgn/shintyaku/documents/grading.pdf
天候が良くない霧が出ているような時には近寄るべき道ではないのではないかと云わざるおえませんね。
子負岩の横から一般道に合流。
写真が綺麗に撮れていなかったのが残念です。
八ヶ岳が正面にあり、その手前には横尾山に続くカヤトガハラ が見えていました。
瑞牆山~金峰山稜線を楽しむ北杜市から一時間圏内 初心者から楽しめる横尾山1818m
瑞牆山の巨石と共に。
山頂直下のコル到着です。右に行けば瑞牆山山頂、左に行けば弘法岩。
ゴールデンウイークに突入していることもあり山頂は回避して周遊出来るルートを選択することにしていました。北向きの斜面を持つ不動滝ルートはまだ残雪があり、溶けた雪は小川となっていましたね。
滑ることもありますので手袋は装着したほうが良いかと思いますよ。
不動滝ルートにも巨石は多く存在しています。
カンマンボロンルートから上がり不動滝を周遊するコースが一般的だったのではないでしょうか。カンマンボロンルートは斜度もきつく道も狭くすれ違うのも困難であったように思います。
不動滝まで戻ってきました。
ここから先は整備が行き届いていますので、安心かと思いますよ。
西日が気持ちよい時間帯、新緑を楽しみながら植樹祭公園まで戻りました。
帰り道、増冨温泉側の本谷川渓谷へたち寄りました。
これらのお水は富士川方面に流れ駿河湾に注がれています。
水の流れに祈りを乗せて帰りました。
かつて制作してもらった一般的な登山道からの動画です。
初めて登られる方はご覧くださいね。
お花のシーズンもこれからが本番です。
是非ご一緒しましょう。
【注意】 カンマンボロンコースから山頂を目指すご案内は出来ませんのでご承知おき下さい。
日本山岳ガイド協会の自分が取得している 登山ガイドステージⅠ Ⅱでは職務違反となってしまいますので。