平安時代に信仰の山として開山され五丈岩の根本に蔵王権現を祀り修験者が集まった。信仰は甲斐国はもとより、関東全域・越後・佐渡・信濃・駿河の各地に及んでいたという。
金峰山は甲府盆地の北にそびえ、奥秩父の盟主といわれている。山頂に突き出た五丈岩は遠方からもランドマークとなり、古くから甲斐の国第二の霊山として信仰の対象として古くから崇められてきた。山梨県の景勝地昇仙峡にある金櫻神社の奥の院として有名である。
金峰山への3つのルートを紹介
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1つ目は「山梨県側の北社市 瑞牆山荘登山口からのルート」
で、アップダウンが3つの中で一番大きくコースタイムも一番長い。稜線まで出ると尾根歩きが長く続き視界を遮るものがないために見ごたえがたっぷりで、中級者以上の登山者に愛されているルートである。瑞牆山荘までは冬季でも通行が可能なことから雪山登山を楽しむ上級者も。
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右上の山頂部に天に突き上げるようにそびえる五丈岩。尾根つたいに歩くコースから見える景色が魅力です。
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大日岩から百名山である瑞牆山や八ヶ岳を楽しむことが出来ます。
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稜線を上がっていくと見えてくる五丈岩がある景色。
2つ目の「山梨市牧丘町の大弛峠ルート」は、登山を始めたての方から五丈岩や富士山がある金峰山の絶景を楽しめる大人気のルート。
アップダウンは他のルートに比べると極めて少ない。冬季は道路が閉鎖されてしまうため夏山、グリーンシーズンのみ登山を楽しむことが出来る(日帰り可能)
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大弛峠2365mより稜線上の歩く
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時より富士山が見える場所があり目を楽しませてくれる
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開けた場所に出ると山頂はもうすぐですよ。
3つ目「長野県側の川上村廻り目平からのルート」
は唯一 登山道脇を流れる水を感じることの出来るルート。北斜面に位置するために5月の早い時期には残雪もあるかもしれません。瑞牆山荘からのルートの石楠花の時期が終わりかけていたとしても、一番最後までシャクナゲを楽しめることが出来るコースかと思います。途中に金峯山小屋があるためにトイレやご飯の心配もありません。
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2018年6月12日。石楠花が見頃を迎えていた。
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金峰山小屋の入り口に到着。山頂まではもう少し。
金峰山に登山最適のシーズン
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5月~12月上旬
奥秩父は石楠花がとても有名で5月中旬~6月3週目はシャクナゲシーズンとなります。
天気が安定していて登山日和が続くのは9月後半~10月
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金峰山の山頂部分に位置する五丈岩を金櫻神社縁起から
金桜神社の縁起は遠く崇神天皇の御代(約二千年前)に遡ります。当時各地に疫病が蔓延し悲惨を極めましたので、天皇はこれを深く憂慮せられ、諸国に神祗を祀り、悪疫退散萬民息災の祈願をするよう命ぜられました。
この時甲斐の国では金峯山の頂に少彦名命を祀られましたのがこの神社の起こりでありまして、延喜式の神名帳にも「甲斐の国山梨郡 金桜神社」と載っているのであります。
降って景行天皇の四十年、日本武尊が御東征のおり金峯山の上のこの社に詣でられ、須佐之男尊・大巳貴命の二神を合祀されましたので、御祭神は三柱となります。
その後、天武天皇の二年に至り、大和国吉野郡金峯山の蔵王権現を合祀して、神仏兩部の祭祀を執り行うこととなりました。
延喜式とは 905年、醍醐天皇の命により藤原時平らが編纂を始め、時平の死後は藤原忠平が編纂に当たった。927年に完成した。その後改訂を重ね、967年より施行された律令の施行細則。
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今でも年に数回の祭祀が奥の院である五丈岩にある祠で執り行われています。金櫻神社の狼札。 2020年9月に撮影
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五丈岩をドローンで空撮。整体師登山ガイドのオープニングで使われている一コマ。
五丈岩もまた角度を変えると狛犬さんのようにも見える。
登山口までのアクセス
瑞牆山荘までのアクセス JRを利用
韮崎駅~バスが運行しています
運行期間 :5月1日~
大弛峠までのアクセス JR利用
塩山駅から大弛峠へバスで移動可能 データは去年のもの
運行期間:6月1日から11月17日までの土日祝日
乗車時間:1時間20分
運賃:1800円
web予約 : 焼山峠・大弛峠線(金峰山)線 WEB予約受付
電話予約 : 0120-26-2344 (9:00~18:00)
詳細 : (新路線)焼山峠、大弛峠(金峰山)線 (pdf)
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奥秩父の大好きな山。
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