11月5日新月 お客様と共に外輪山蛇骨山まで行ってきました。旧暦では神無月。
出雲、諏訪などでは神有月と云われています。
槍が鞘からの一枚。この山の魅力はこのどっしりとした安定感の中にある美しさではないだろうか。
この日は偶然に山伏さん4人組にお会いすることが出来ました。
どちらから来られているのですか??と質問させて頂いたのですが、地元の真楽寺からと気さくに答えてくれました。
槍が鞘 に供えられていた木札です。日にちも間違いありません。
調べてみると由緒あるお寺さんであることが見てとれました。
【 甲賀三郎伝説 】-真楽寺の境内の一角にある大沼は浅間山からの伏流水により形成された清水で、信仰の対象にもなり甲賀三郎伝説の舞台にもなっています。
甲賀三郎は浅間山の麓に住んでいましたが、戦での大功を妬んだ2人の兄が地下の世界に幽閉してしまいました(甲賀三郎は信濃国望月の領主である源頼重の3男とも、安寧天皇の後裔である甲賀権守諏胤の3男とも、近江甲賀出身とも云われています)。
三郎は地下の世界を彷徨い何とか地上に出ると、真楽寺の大沼だったとされ、水面に自分の姿を映し出して見ると龍に変態していました。
一方、三郎の妻は夫が死んだと思い諏訪湖に身投げし、同じく龍になっていた事から、その話を聞いた三郎は急いで諏訪湖に赴き夫婦仲良く暮らしたとされ、三郎夫婦は龍神として崇められ後に諏訪大社の祭神である諏訪明神と呼ばれるようになったとも云われています。
又、用明天皇の皇子である聖徳太子も真楽寺を訪れたとされ、大沼に自生する芹の美しさに心を打たれて引き寄せて御覧になり、何時しか「七尋芹」と呼ばれるようになったと伝えられています。
浅間山をまもっている方らにお会い出来て嬉しく思いました。
山号:浅間山。宗派:真言宗智山派。本尊:普賢菩薩、聖観世音菩薩、大日如来、歓喜天、阿弥陀如来。
黒斑山の次のピーク蛇骨岳でホットサンドを食べて折り返しました。
蛇骨岳から浅間山を眺める一幕。
槍が鞘や黒斑山からであると奥にある浅間山が立体的に見えづらいのですが、この辺りまでくると認識出来ますね。
帰りは小海町に住む友人が紹介してくれていた佐久市臼田にてソウルフードと愛されている むしり を使ったラーメンなどを頂いて北杜に戻りました。鳥そば600円 大盛100円増
見るからに美味しそうでしょう??癖になるようなお味でしたよ。
この臼田周辺は むしりを使った店舗さんが数多くひしめき合っている印象でした。
みよしやさんの隣もまたむしりのお店でした。