Over the Age mountain tour

整体師登山ガイド 伊藤 リョウ

鳳凰山ツアーレポ Over the ageツアー 

blog 山日記(2023年)

10月4.5に南アルプスの鳳凰三山ツアーを行いました。

青木鉱泉からのルート

急登が続きますが水のエレメント、4つ滝を巡りながら標高を上げて行くコース。小雨続きで恵まれた天気ではありませんでしたが汗でびっしょりになることはなく、無理のないペースで滝を眺めながら7時間程掛け鳳凰小屋に15時30くらいに入りました。

今回のゲストさん、和気あいあい実に楽しいお三方。

雨であまりカメラを取り出すことはなかったのですが、五色滝付近にあった趣のある樹木に目を奪われ撮りました。木の両端に顔のようなこぶが印象的で。

鳳凰小屋から見える紅葉、これをつまみに珈琲タイム。

鳳凰小屋さんは10月9日~修繕の工事に入るようで来年夏くらいまでお休みなんだそうです。
来年以降になりますがまた楽しみですね。

翌朝4時、ご来光を目的に地蔵ヶ岳に向け出発、暗がりの中、真砂の砂浜を歩きました。山頂に近づくに従って吹いてくる風を避けられる岩の後ろで休憩をとりながら進みました。

ダケカンバの紅葉が白い砂浜と、相まって最高のひと時でした。

地蔵ケ岳(鳳凰山)から富士を愛でる。

今シーズン初冠雪の富士山を地蔵岳から見ていました。寒かったわけですね。

山頂部に雪があるのがわかりますか?

地上から仰ぎ見ていたオベリスク。

蓮の花のような石組みを楽しみました。

地蔵菩薩が祀られています。

その後、夜叉神に車をまわしておいたので三山を巡りたかったのですが、、、

赤抜の頭からの稜線歩きで予想をはるかに上回る強風に・・・

 鳳凰小屋から観音岳にダイレクトに向かう分岐点を通り過ぎたあたりから、東面からの強風を受けはじめ、次の瞬間、自らの身体がフワッと片足が浮きあがったように感じました。夜叉神まで安全にツアーを続けるのは不可能、そのように判断して予定を変更し、下山の決断をくだしました。

引き返しを決めた場所は、丁度雲が昇っている、下からダイレクトに風を拾う場所でした。

分岐まで皆で戻り、鳳凰小屋に降りようを伝えました。

地蔵岳などで食べることの出来なかったお弁当は樹林帯の風をかわせる場所で食べ、大休憩。

 鳳凰小屋にて、もう一度珈琲を皆に振る舞いました。

下山はお客さんの脚を考慮に入れて御座石ルートを選択。

次はもっと余裕を持ってこの場に立ちなさい という意味だったのかなとも思ったところです。自然に従うしかありませんでした。

無事に下山出来ほっとしました。

この経験を活かして一段、二段と経験を積み、次の機会は余裕を持って三山縦走を楽しみましょう。

本当にお疲れ様でしたね。。

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