Over the Age mountain tour

整体師登山ガイド 伊藤 リョウ

日本百名山 北岳、間の岳に

blog山日記(2021年)

芦安からの始発5:15分の広河原行きののバスに乗りこんで北岳、間の岳を訪れました。

夜叉神峠駐車場ゲートでは広河原までの道で落石があったようで撤去作業などに30分程待機となりましたが、なんとかゲートは開き、7時には広河原に到着することが出来ました。

広河原から右手に歩いて3分程。左手に吊り橋が見えてきてスタートです。

白根御池小屋まではコースタイムで3時間の登り。最初こそ緩やかではありますが、途中から急登が続いてゆきます。蛙のようなフォルムの岩を発見してパシャリ。

第一ベンチ、第二ベンチなどを通り800m程標高を稼いでいきます。

2200m付近、オオカメノキ 色づいた葉が美しいですね。

白根御池小屋に到着しました。

龍神が住むと云われている白根御池。手前には梵字の入った碑がありました。

一息入れて草すべりに備えます。600m位の急登の始まりです。

ナナカマドが色づいていて楽しませてくれました。ダケカンバとのコントラストが美しい。

標高2700m位でしょうか。ここまでくれば視界がぐっと開けてきます。右手に同じくらいの高さで鳳凰三山が見えてくるので頑張れますね。

先ほどのところから標高を100m程あげた分岐から見た甲斐駒に続く小太郎尾根です。絵になりますね。

甲斐駒に雲がかかってしまい少し残念でしたが。。。

稜線を歩いて40分。

北岳肩の小屋に到着しました。

この日はここで一日目の行程を終え、明日の早朝から歩く計算です。

先日歩いた鳳凰三山が綺麗に見えました。

朝4時に小屋をたち、北岳山頂で朝ご飯をゆっくり食べたりしてご来光の時間5:56分を待ちます。

山々の連なりと雲海に浮かぶ富士山が印象的でした。

北岳~間の岳に延びる稜線美。朝日を浴びて日の当たる場所は赤く染まるモルゲンロートと呼ばれるひと時。(夜明け前に高い尾根筋がまず太陽の光を受けて赤く輝くこと)

北岳山荘が鞍部(コル)に見えています。まずはそこまでカメラを撮りながら尾根道を楽しみました。

北岳山荘に向かう途中、北岳山荘さんから歩き八本歯のコルに続くトラバース道を歩いていた登山グループ。

中白根山方向から北岳を見た一枚。

間の岳が段々と近くに感じられるようになって来ました。

北岳山頂から3時間、広々とした 

間の岳山頂に到着しました。 

農鳥岳方面に進む方がいて富士を眺めていたのを撮らせていただきましたが、絵になる場所ですね。

北岳山荘まできた道を戻ります。帰りは八本歯のコルを経由するトラバース道を行きました。
登り返しも大変ですからね。

細いトラバース道。梯子がかかっている場所も多いのですが風もなくて安全でした。

コルがありボーコン沢の頭などがある稜線を下って行きます、ガレていますが浮石など注意して目印を確認して進めば問題ありませんでした。

垂直に固定された梯子場。八本歯のコル付近は梯子場の連続です。

八本歯のコルを左俣コースに。

梯子場などを下って行くと北岳のバッドレスが左手側に見えて来ます。巨大な岩盤です。

3D地図にて確認。

沢を下って行きました。
途中、目印が不明瞭で道が多少わかりにくくなっていて一瞬ロストしかけたりしましたが地図を追うように歩いているので大きな間違いには至らなかったです。雪渓がある時期には雪で岩などが埋まっていることでしょう。また異なった時期も訪れてみたいと思いました。

9月1日より大樺沢二俣より先は大樺沢方面には通行できず、右俣コースに30分、白根御池小屋を経由して戻って行きました。

印象的な枯れ木??まるでデコレーションされたかのように見えました。

広河原に着いたのは16時過ぎ。

何とか最終の16:45分のバスに乗り遅れずに芦安まで戻りました。

今回は日本で2番目 北岳、3番目の間の岳を歩きましたが、眺望が素晴らしく富士山や南アルプスの山々を感じることが出来る山歩きとなりました

本来であればこのコースはもう一泊+して歩くことが望ましいようです。

流石に一泊二日、最後は少し時間に焦りを感じてしまいましたね。

標高差 2437m 距離17.2km 時間18時間(ㅤ広河原からの時間)

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